2016年06月26日

新宿/朝日カルチャーセンター講座第2回目のお知らせ 

7月6日(水)新宿の朝日カルチャーセンターにて第2回目の講座を行います。
テーマは『表現としての奏法−ロシア・ピアニズム』

前回5月21日に、帝政ロシア時代、ドラマティックな演奏を好むロシア人の特徴がいかにして生まれたかについて見てきましたが、今回はその続編としてそういった内容を表現するために発展していったピアノ奏法に重点を置いてお話しします。
内容の多彩性を表現するために彼らが用いた奏法の基礎はもともと西欧の所産でしたが、それはロシア人の気質に合わせて発展を遂げ、ショーンバークの言葉を借りるなら「近親結婚」のように受け継がれて行きました。そのため、ソ連ロシア時代にも充分引き継がれていき、現在に至るまで名残を留めることとなりました。
わが恩師メルジャーノフ教授が教えた内容に加え、私が彼の演奏を観察しながら導き出した身体の使いかたについてお話し、最後にはチャイコフスキーとラフマニノフのプログラムによるミニコンサートを予定しています。
平日の午前中ですが、お時間の許される方はどうぞお越しくださいませ。皆さまにお会いできますのを楽しみにしています。

7月6日(水)10:30〜12:00
新宿/朝日カルチャーセンター
『表現としての奏法−ロシア・ピアニズム』

講義内容:
様々な人間の心理を表現するには、音色の多様性が要求される。究極的に、それは一人一人の深い感性から生まれるものであるが、身体の使い方を知らず、指だけで弾く奏法では限界がある。『重量奏法』と呼ばれるロシアの奏法は身体全体を使って弾く奏法であるが、表現の幅を広げるために重要なものとして伝えられてきた。
この重要な奏法の他にも、さまざまな奏法を駆使して色彩溢れる豊かな響きを生み出してきたロシアのピアニズム。理想の音の追求する彼らが編み出していったロシアの奏法について語る。 

受講料:一般3,888円、朝日カルチャーセンター会員3,240円
お申込みについては下記のアドレスをご覧ください。
www.asahiculture.jp/shinjuku/course/a852e765-d7a1-8c71-26ab-56e775ae492b
posted by 英代&フレンズ at 15:32| お知らせ

2016年06月22日

十字式健康法

手の故障で悩んでいるとき、知人の東工大U教授から十字式健康法を勧められました。何でもここでは気を流して背骨の歪みを調整して下さるとか。私自身、身体全体の歪みが気になっており、その基は背骨にあると薄々感じていましたから、「これは行ってみるしかない!」と思い、早速5月の帰国時に足を運びました。
わずか3分ほどの施術ですが、不思議なことに施術後、身体がポカポカしてきて気が廻り出すのがわかり、驚きでした。
3分で何をするか、と言いますと、施術の先生が背骨の歪んだところに気を流して下さって、歪みやズレを治してくださるのです。予約なしで夜8時までの受付。受付をした人は何時になっても施術が受けられるという良心的なシステムです。私は品川会場の村井徹先生の施術を受けましたが、何と患者さんの多いこと!お勤め帰りの方が多いのでしょう。

どうもこの健康法はかつて遠藤周作さんが、「こんな治療法もある─もうだめだと諦めている方に」(講談社)で紹介なさっていたようです。私は遠藤周作ファンで彼の作品はぐうたらシリーズも含めてかなり読んでいますが、この本は手にしていませんでした。しかし、このタイトルはよく覚えています。つまり手に取っていないということは、あの頃は元気で全く病気知らずだったということなのでしょう。

十字式健康法の創始者は1927年北海道生まれの安久津政人さんです。獣医だった安久津氏が十字式健康法を見つけられた経緯は、佐藤俊幸著『百万人の背骨を癒した男 十字式健康法創設 安久津政人の半生』に詳しく書かれていますが、安久津氏が実に不思議な運命を辿り何らかの力に導かれていらしたとしか思えません。
ストレスは背骨の歪みを引き起こし、それはさらに様々な病気を生み出します。今日のようなストレスの多い社会を乗り切るために、この数分の治療はきっと役立つことでしょう。
初診料3,500円ですが、その後は1回が2,300円です。是非、お試しください!
(十字式健康法HP http://www.jujishiki.co.jp/
posted by 英代&フレンズ at 01:58| 健康

2016年04月27日

新宿/朝日カルチャーセンター講座のお知らせ

5月21日(土)新宿の朝日カルチャーセンターで講座を行います。
テーマは『ロシアはドラマティックがお好き!』

拙著『ロシア・ピアニズムの贈り物』の第1章にピョートル大帝を初めとしたロシアの歴史について触れていますが、この章が難しいとのご意見をよく耳にします。実際は堅苦しい話ではなく三面記事のような内容として気軽に読んで戴けると有難いのですが... 人間の感性は個人的な体験の他に、国の歴史、自然、そして民族性からも多大な影響を受けています。ということで、この辺を噛み砕いてお話ししながら、ロシア人の芸術に対する姿勢を見ていきたいと思っています。
往年のピアニストたちの動画もお見せしますが、今回は映画の断片をお見せします。同じ作品を二人の卓越した俳優―イギリス人とロシア人で、お二人とも私の大好きな演技派俳優です―の演技で見ながら、ロシア人が強調したいものを探るのも今回の新しい試みの一つ。これはどちらが良いということではなく、純粋にそれぞれの個性を理解するために行うものです。
また、ロシア風と一言で言っても、帝政ロシア時代のロシア風と、ソ連ロシア時代のそれとは、まるで性格が違います。それについても今回は触れたいと思っています。

どうぞお誘い合わせの上ご来場くださいませ。皆さまに会場でお目にかかれますのを楽しみにしています。

5月21日(土)13:00〜14;30
新宿/朝日カルチャーセンター
『ロシアはドラマティックがお好き!』

講義内容:
帝政ロシア時代、急速な発展を遂げたロシア・ピアニズムを特徴づけていたのはドラマティックな演奏であった。スラヴ独特のメランコリー性も加味されたドラマ性高い演奏は、世界中の人々を魅了してきた。同じスラヴ人でもポーランド人やチェコ人、スロヴァキア人、セルヴィア人やクロアチア人らの演奏と何故か微妙に違うロシア人の演奏。ドラマ性の高さの背景には、困難を極めたロシアの歴史と壮大な自然がある。
 そしてロシア・ピアニズムの基となったものの一つにフランツ・リスト(1811-1886)の演奏芸術がある。前代未聞の超絶技巧でヨーロッパ中に大旋風を巻き起こしたリストであったが、晩年には人間の心理状態を音で表す響きの魔術師と化していた。リストの教えは人の心と響きの関係に敏感なロシア人に体系的に受け継がれ、やがて世界を震撼させるピアノ楽派にまで成長した。
 日本でも好まれているロシア民謡には自然と共に生きる民衆の声が宿っている。歌を大切にする民族性がロシア的な演奏を支えている。歴史と共に紐解きながら、ロシアの音楽家が目指したものは何であったかを探っていく。 

受講料:一般3,888円、朝日カルチャーセンター会員3,240円
申込みについての詳細は下記のアドレスでご覧ください。
www.asahiculture.jp/shinjuku/course/d73a1fab-a4ca-84b3-81ca-56a19f0cf30e

尚、新宿/朝日カルチャーセンターでの講座は、7月6日(水)に第2回目を行います。こちらではロシア人の感性に合わせて発展を遂げていった奏法について詳しくお話しいたします。
posted by 英代&フレンズ at 23:17| お知らせ